平成25年大相撲初場所 初日

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今年も大相撲が始まった!新年になって、ちょっと落ち着いたら初場所が来て、終わったら1月ももう終わり、あらまあなんと早いこと。。というのが例年の感覚。

今年、盛り上がるか否かのポイントを敢えて1つ挙げると
「日馬富士がどれだけ横綱らしくなってくれるか」
にかかっていると私は思う。新横綱、軽量、故障持ちの日馬富士には重責かもしれないけど、横綱とはそういう地位なのだ。できなければ去るのみ。

千秋楽結びの一番の横綱対決がどれだけ盛り上がるか。たとえ日馬富士が優勝に絡んでなくても、「白鵬が負ければ優勝決定戦!」みたいな状況で日馬富士が勝てるかどうか。そんな意地だけは誰にも負けない力士になってほしい。

さて初日。結論から言うと、関脇以上の8人が全て安泰だった。最近ではとても珍しい現象。しかし本当の意味で安泰だったのは白鵬だけ。あとの7人はヒヤヒヤもの。そういう星でも拾えるのが上位陣たる者だとも言えるのだが。

白鵬の相手は先場所大活躍の新小結・松鳳山。場所前に横綱は松鳳山相手に稽古を重ね、全く寄せ付けなかったそうだ。力をつけてきた新鋭を指名して徹底的に稽古する・・・これは横綱がよくやること。狙いは2つある。まず、相手の実力を肌で感じること(それを踏まえて本場所に備える)。次に、横綱の責任として後進の相手をし育てること(これは横綱の実力を見せつけることにもなる)。実は括弧内のことが重要であって、新鋭は横綱の力に萎縮して本場所を迎えることにもなる。そう、この世界、甘くはない。

その稽古の最後、白鵬の肘が松鳳山の顔に入って脳しんとうを起こした。これは強烈だ。何番とっても勝てなくて、挙げ句の果てに気を失って終わったのだから。トラウマになるよ。白鵬もちょっとやりすぎ。

その影響か、今日の松鳳山は頭で当たらずに両手突きでいった。白鵬はそれも読んでいたかの如く、その手をはね上げバランスを崩させて一気に押し倒した。いいところなしの松鳳山。何もできなかった。

両手突きが敗因かもしれないが、それも作戦の一つだったと私は思う。ただ、突いた後に横に動くなりしてほしかった。まともに突くだけでは横綱には通用しない。動いて、慌てさせなきゃ。

白鵬にいいようにやられてしまったな、松鳳山。彼は今日からまわしを金色に変えてきた。金のまわしというのはカッコイイけど昔から”いわく付き”で、それを境に調子を落とすことがよくあるのだ。そうならなければいいけど。

焦点の人、日馬富士は栃煌山を寄り切ったものの、彼らしくない慎重な取り口だったゆえ、ハラハラした。土俵際まで押される場面があったが、よく見ると栃煌山の差し手を嫌って自ら離れていっている。栃煌山に差されると厄介だからね。冷静だ。こうして白星を重ねていくと、らしさも出てくるだろう。

初場所初日から満員御礼。それも当日券は午前中に売り切れたそうだ。九州場所とは雲泥の差。東京は人口が多いから、だけの理由だろうか?客席が沸く取組も結構あったし、この状況が続いてくれれば。

十両の式秀親方(北桜)の解説が面白くて仕方がない。よく喋る、取組に入り込む、話が飛ぶ、そして愛嬌がある、憎めない、天然だ。次回は十三日目の幕下の解説。