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平成25年大相撲春場所 八日目

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早いもので春場所も八日目。無傷なら今日で勝ち越しが決まる。決めたのは幕内・十両を通じて白鵬ただ一人。日馬富士はなんと三敗目を喫した。一敗だった常幸龍も二敗に後退した。一敗力士がいなくなった。もう優勝争いを論じる必要はないだろう。寂しいけれど。

こういう場合、何を楽しみに相撲を見るのか?いや、別に見なくても一向に構わないのだが、私のポイントは

・今のところ強い白鵬、誰にいつ負けるか
・日馬富士は何敗するのか
・稀勢の里は、いったい何敗するのか
・把瑠都は11勝以上できるのか
・最近いい相撲をしている琴奨菊は、白鵬と熱戦になるか
・北太樹は勝ち越せるか
・東龍は十両優勝できるか
・雅山は引退してしまうのか
・十四日目の時点で優勝は決まっているのか

などなど、挙げたらキリがない。結局、何があっても見続けるというわけだ。それにしても皮肉混じりだし、マイナーな話題もあるなあ。特に2番目と3番目、書き方の違いに心境を汲み取ってほしい。

その「いったい」の人、今日は大阪出身・豪栄道との対戦。館内は豪栄道への声援一色で、稀勢の里は完全アウェー。大相撲でこんなにもなるのは珍しい。

立ち合い後、稀勢の里は当たってはいるが、毎度のことながら腰が高い。姿勢も立っている。せっかく左を差したのに、攻められない。横綱を目指そうという力士なら、不利な体勢からでも立て直して自分の形に持っていく技術と気力が求められる。今日は左を差せているという拠り所がある。なんとかならないものか。

・・・なんとかなるならとっくに横綱昇進している。そのまま力任せに寄って行ったが、腰が入ってないので豪栄道にこらえられた。二度目の寄りには体をするっと入れ替えられて、あえなく土俵を割った。

館内は熱狂。ヒーローの豪栄道。しかし、そんなに誉められたものでもないよ。脇の甘さが出て、すぐに左差しを許したのだから。大声援を真摯に受け止めているかどうか。

稀勢の里はこれで4勝4敗。体のどこかが悪いのかもしれない。また休場者が出るのか?

白鵬は勢の挑戦を真っ向から受け止めた上で(ここが昨日の日馬富士との違い)、今日も速く取った左前まわしからの上手投げ。右でのひねりも効いていて、豪快に決まった。気持ちいいくらい。

日馬富士は豊ノ島に一方的に寄り切られた。立ち合いに迷いがある。昨日から突き刺さるような当たりがない。ひょっとしたら足首の状態が悪いのかもしれない。

期待は琴奨菊。最近左でまわしを取るのが早く、得意ながぶり寄り(小さくジャンプして体重をかけて全身で寄っていくこと)が出ている。これからも土俵を湧かせてほしい(こう書くとたいがい負けてしまうのだが)。

中継では今日から佐藤洋之アナが登場。おそらく吉田賢アナとの交代。吉田さんはなぜかいつも場所の半分しかいない。面白いのに。

平成25年大相撲春場所 三日目

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三日目にして横綱・日馬富士に早くも土。言い古された言葉だが、勝負事は本当に何が起こるかわからない。だから面白い。番狂わせがなかったら、誰も見ない。

とは言うものの、敗因がお粗末だった。100パーセント油断。相手の高安は先場所12勝して地位を上げてきた、期待の星。しかし上位との力の差はまだあり、昨日は白鵬に全く歯が立たなかった(昨日は白鵬が完璧だったこともあるが)。押っつけ(=体を押すこと)がうまくて力も強いので、相手としては立ち合い後からそれを喰らわずに捕まえれば、大丈夫だ。

日馬富士は今日も低く当たって、左の下手がすぐ入り、右でも体を押さえつけた。高安はやっぱり脇が甘い(兄弟子の稀勢の里にそっくりだ。余談)。そのうち右も下手になり、すなわち横綱がもろ差し。こうなれば高安に勝ち目はない。押されて土俵際に。誰もが日馬富士の勝ちを確信した。実況の藤井さんも「寄り切り」と言おうとしたそうだ。

そのとき、日馬富士の左足が流れてしまった。体の動きに足がついていかない格好で土俵に着いてしまった。高安も苦し紛れに突き落とすような素振りをしていて、それも効いたと思っていたのだが、ビデオで見るとほとんど関係ない。日馬富士の自滅だ。体勢十分のもろ差しで土俵際まで寄って「もう勝った」と思った瞬間の心の隙。

慌てる必要はなかった。足を大事に運べばよかったし、もっと安全策をとってまわしに手を掛けておいてもよかった。まさかの一敗。もったいない。

白鵬は、まるで昨日のビデオのようだった。左で前まわし、右で下手。あっという間の出来事。舞の海さんが解説するように、ここから無理に寄って行かないところが、白鵬の余裕だ(日馬富士にはこれがなかった)。相手の栃ノ心の状況を肌で感じて、バランスを崩していると判断するや、揺さぶって、その流れで上手投げ。きれいに決まった。

そして、今日も大関が3人敗れた。鶴竜、琴奨菊、琴欧洲。いずれも惜しい負けとは言い難い。もう詳しく書くのはやめておこう。琴欧洲を教える立場にある秀ノ山親方の解説だけ紹介する。

「(弱点と対策は)これまで何度も教えているが、できない、直らない」

残念だけど、これでは打つ手がない。

今日の幕内の放送は舞の海、秀ノ山、藤井アナで、技術的な話題が多く、通好みだった。
十両は式秀、吉田アナ。式秀親方は本当によく喋る。取組中に叫んだりする。変わった人だ(笑)。高見盛より変わってると思う。そして、言うことが的確なのが憎いところ。

さあ、日馬富士にもう油断は許されない。

平成25年大相撲春場所 二日目

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向正面に料理の神田川さん発見!いつも大阪場所はほぼ毎日来てる。あと、西の溜まり席にタージン発見!タージンは初めて見た。今年はまだ大村崑さんを見てないなあ。名古屋にもよく来られている。杉山邦博さんはいつものように東の席に。

さすが「荒れる春場所」。二日目にして大関が3人負けた。稀勢の里、琴奨菊、琴欧洲。稀勢の里は特に大相撲ファンの期待度が高いのにね。いつまで経っても応えてくれないようだ。私はとっくの昔に期待するのをやめている。

今日は白鵬が見違えるような完璧な相撲を取った。立ってすぐに左で高安の前まわしをつかんで、同時に右の下手を差した。あっという間に土俵際へ寄り切り。昨日と同じ人とは思えない。よっぽどネジを巻いたのだろうな。鮮やかな勝ち方だった。

日馬富士もちょっと慌てたが、まずまずの勝利。栃ノ心に鋭く当たってから、今日は右まわしを求めた。栃ノ心は勢いに押されて引いた。しかしまわしを取っていたこともあり、落ちることなくついていき、その流れで押し出した。

今日のラジオは解説:舞の海、実況:吉田賢。おもしろかったなあ。やっぱり吉田さんは話を引き出すのがうまい。吉田さんのラジオはいつも「皆さん、こんにちは」で始まる。あの低い声で。

北太樹という、左下手からの速攻が得意な力士(私は彼の相撲が好き)が婚約した話題で

吉「会ってすぐ婚約しちゃったと言ってました。こちらも速攻ですね」
舞「ずいぶん押したんでしょうね」
吉「四つ相撲なのにね」

豪栄道(寝屋川市出身)-勢(交野市出身)の大阪対決で

吉「場内は盛り上がってます」
舞「きっと寝屋川派と交野派に二分されて盛り上がってるんでしょうね」

(私、これには突っ込んだ。いやいや、寝屋川と交野って隣どうしやし!すっごい狭い範囲での話やし!)

稀勢の里が時間になっても、なんか気合いが入ってない様子を見て

舞「稀勢の里はまるで風呂上がりに上気しているような顔してますね」

(どんな顔!ま、わかるけど)

引き技が多い千代大龍が大関・琴奨菊にやはり引き落としで勝った。本人はインタビューで「引き技を反省してます」の弁。それを受けて

舞「反省してる、反省してると言いながら(引き技を)やめないですよね。きっと反省してないんでしょうね」

苦手な相手が多い琴欧洲を評して

舞「琴欧洲は苦手な相手とやるとき、まるで氷の上にいるような感じがします」
吉「あー、それは足がツルツル滑るということですね」

琴欧洲が栃煌山にいい体勢になられてあっけなく負けた後に

吉「いかがですか」
舞「・・・、非常に言いにくいんですが・・・」
吉「言いましょう」
舞「・・・、琴欧洲は技術的に乏しいです。まわしを取るにしても切るにしても、投げるにしても・・・」

ぶっちゃけトーク炸裂。(会話は忠実な再現ではありません。こんなニュアンスだったということで)
概ね、同感。

十両では、ウチの近所の寿司屋と同じ名前の東龍(あずまりゅう)がうまい寿司、いやうまい相撲を見せた。センスがある。注目株。

若荒雄と雅山は両者とも慣れない四つ相撲で4分近い熱戦。最後はベテランの雅山の力が尽きた。

明日のテレビの実況は藤井さん。