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平成25年大相撲夏場所 二日目

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二日目からこれを書きたくなかった。横綱・日馬富士に土。

相手は妙義龍。昨日は稀勢の里にサッともろ差しになり、相撲内容では完全に勝っていた。低い体勢、足腰の強さ、素早い動きが持ち味の力士。ところがここ数場所は迷いが出たのか思い切りの良さがなくなり、ちょっとパッとしない存在になっていた(それでも地位は前頭筆頭で、立派なのだが)。

昨日の稀勢の里戦は「今場所の妙義龍は期待できるかも?」という相撲だった。日馬富士にとっては、決して取りやすい相手ではなかった。しかしなあ・・・。

今日の妙義龍は研究してきた。日馬富士の勝つパターンとして、当たってすぐに左に少し動いてまわしをつかむというのがある。昨日もそれが成功した。妙義龍はそれを避けるために、当たってから自分も左に動いた。日馬富士はまわしを取る作戦ではなかったのだが、動かれたためにバランスを崩した。それを逃さずに押していく妙義龍。焦った日馬富士の突きは空振りし、その分からだを回り込むのが遅れて、突き放しをまともに喰らってあっさりと土俵から落ちた。

負けるときの相撲とはこんなものだが、軽量横綱の日馬富士だけに吹っ飛ばされた印象が地位にそぐわない。負け方も求められる地位、とまで言うのは気の毒だろうか。まだ二日目。明日からの相撲を注目していくほかない。

十両の隆の山と希善龍の対戦は秀逸だった。細くて今にも折れそうな隆の山が、倍ほど大きい希善龍にまわしを与えず、うまい相撲で二分かかった末に勝利した。細くて小さくて幕内には定着できなくても、拍手(お金)をもらえる相撲は取れるのだ。

平成25年大相撲夏場所 初日

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上位陣は関脇まで含めて安泰で始まった。日馬富士は全勝優勝した初場所のような素早い動き。白鵬は栃煌山に一瞬すくわれかけたが落ち着いてさばいた。

場所前の大きな話題は稀勢の里が出稽古(でげいこ)に出たこと。練習相手を求めて他の部屋に出かけていくことを出稽古という。同部屋の力士ばかりを相手にしていては、手の内もわかってきて緊張感もなくなる。横綱・大関クラスの立場からすると、自分と同等の力を持つ相手がいないことが多い。もっと稽古の質を上げるために出稽古は有効だとされている。

稀勢の里が所属する鳴門部屋は、先代の鳴戸親方の意向により出稽古に出ることに消極的だった。確かな理由は私にはわからないが、確かに出稽古のデメリットはある。こちらの実力や手の内がわかってしまうことだ。研究の材料を与えてしまう。自分の部屋だけで強くなることができれば、理想的には違いない。出稽古の長所・短所どちらを取るか。

稀勢の里にはほとんどの親方や解説者が出稽古の必要性を説いていた。期待されながらいつも今一つである稀勢の里、言われても仕方がない。稀勢の里にライバル心を燃やす日馬富士が、今年になって横綱にもかかわらず鳴門部屋に出稽古に連日出向いて実力を伸ばした、ということにも刺激を受けたのであろう。

今場所前、稀勢の里は精力的に出稽古に出た。解説の北の富士氏は彼を注目力士の一番手に挙げ、舞の海氏には「全力士の中でいちばんいい稽古をしていた」と言わしめた。絶賛である。そう言うのは私もわかる。しかし、忘れてやいませんか。稀勢の里とは今まで期待を裏切ってきた力士だということを。

危なかった、今日の稀勢の里。脇の甘さは健在。妙義龍に土俵際で逆転の小手投げで辛勝した。いつまで経ってもはらはらさせてくれる力士だ。どうなることやら。

初日。北の富士、舞の海、藤井アナのトリオで「始まったなあ」という、この感じがいいね。今場所は外出機会が多く、抜ける日が多くなりますがよろしくお願いします。うち一日はとうとう国技館で観戦する予定。

平成25年大相撲春場所 十一日目

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中継で大村崑氏を発見。神田川氏は毎日、正面の桟敷席にいる。今場所は吉本の芸人さんを見ないなあ。今日は祝日。6回目の満員御礼。

全勝の白鵬、二敗の隠岐の海ともに勝った。昨日の把瑠都に続き、今日の琴奨菊にも白鵬との熱戦を期待した。白鵬は琴奨菊と組むのを避けるため、立ち合い後左で相手の右腕を抱え込み、左に動いて琴奨菊に左を差させないようにした。続いて激しい差し手争い。

その間の琴奨菊の出てくる圧力が強かったので、白鵬は首投げ気味に珍しくも引く動作を見せた。湧く館内。白鵬でもこんなことがあるのだな。しかし琴奨菊がぴったりくっついてくるのを感じ取るや否や、首を引っ張るのをやめ、逆に押し戻すように持っていき、琴奨菊の勢いを削いだ。この反応の良さ。琴奨菊の体は起きて、結局左四つの格好になった。

白鵬が避けた組み手になったのだ。ここで琴奨菊にいい策はなかったものか。琴奨菊は”素直に”右の巻き替えにきた。体を密着させて下手を差し込む隙間をなくし、それを防いだ白鵬。ここだ。この次の手が琴奨菊に欲しかった。巻き替えにいったけど阻まれた、これでは白鵬には勝てない。将棋の読みのように、白鵬の先の動きまで読んで、次々に動かなければ。

ところが先に動いたのは白鵬の方だった。巻き替えを防いだ後に腰を振って琴奨菊の左下手を切って体を寄せると、琴奨菊は呆気なく土俵を割った。反撃に備えて低く下ろされていた白鵬の腰が印象的だった(結果的に低く下ろす必要はなかった)。両者の力の差は歴然だ。

隠岐の海は千代の国の勢いに押されてハッとする場面があったものの、首投げに頼る千代の国の荒さにも助けられて、落ち着いて寄り切った。「微弱ながら頑張ります」とのコメント。ちょっとは欲が出てきたか?彼次第で優勝決定日が決まるからね。

日馬富士、稀勢の里、把瑠都、栃煌山、妙義龍、北太樹。いずれも危なげなく勝利。栃煌山、妙義龍はここ数日はいい相撲。北太樹は3場所連続の勝ち越しを決めた。

テレビ中継の「綱の系譜」のコーナー。今場所は北勝海(八角親方)。
「稽古は好きではないけれど、稽古しなければ勝てない。言い換えると稽古すれば勝てる。稽古は嘘をつかない」
稽古を大切にする心も加味されて横綱に推挙されたという力士。今はここまでする人はいないのかな。私も自分の身に置き換えて襟を正していかなくては。