相撲界での過去の処分

日本相撲協会がこれまでに下してきた主な処分です。

処分が見送られたケースも一部含みます。
横綱に関する記述の一部は横綱の品格に関する出来事と重複します。

軍配・2007/5
旭天鵬が車を運転し追突事故を起こし夏場所を出場停止。

・2006/9
幕下の負けた力士が勝った力士の顔をバスタオルを巻いた手で殴りつけた。
処分はせず、謝罪させた。

・2006/7
露鵬が取材してきたカメラマン2人に暴行し、顔面打撲で全治4日間のケガを負わせた。
3日間の出場停止。大嶽親方(元関脇貴闘力)と北の湖理事長も減俸。

・2006/5
夏場所途中休場していた横綱朝青龍が、支度部屋に出向き、母国モンゴルでの巡業実現を求める署名活動を行った。
「精神集中している本場所の支度部屋で極めて軽率な行為」と叱責され、厳重注意処分。

・2005/7
貴乃花親方が独自の日本相撲協会改革案をスポーツ紙に語った。
協会批判とされ、「協会員の職務を否定するような発言があった」として厳重注意処分。

・2004/10
元理事の伊勢ヶ浜親方(元大関清国)が八百長や薬物疑惑のことを根拠もなく週刊誌に語り、役員待遇を解かれた。

・2003/7
横綱朝青龍が旭鷲山と対戦の際、まげをつかんだため反則負け。
史上初の横綱の反則負け。
その後朝青龍が旭鷲山の車のサイドミラーに体を当てて壊したり、両者が風呂場で口論となったりした。

・2002/11
行司の木村孔一が足が出たと勘違いして軍配を上げるミスをし、最終的に上げ直した。
厳重注意処分。

・2002/5
6場所連続休場していた横綱貴乃花に対し横綱審議委員会は「名古屋場所は万全を期して出場して欲しい」という意味で激励。処分は見送り。

・2001/2
曙親方(元横綱曙)が帰省先のハワイでオートバイの自損事故を起こし、厳重注意処分。

・2000/12
闘牙が横断中の女性をはねる交通死亡事故を起こし、出場辞退要請、自宅謹慎処分。3か月間の減俸20%。

・1999/11
立行司の式守伊之助が九州場所千秋楽の大関戦で軍配を差し違え、初場所初日から3日間の出場停止処分。

・1999/9
ケガをおして秋場所に出場し7勝8敗で負け越した横綱若乃花に対し横綱審議委員会は「休場し万全の体にして再起せよ」と異例の休場勧告。

・1999/5
陸奥親方(元大関霧島)は税務調査で2億2千万円の申告漏れを指摘され、6か月間の減俸20%。

・1998/8
春場所のチケット収入の一部計上漏れで責任者の雷(いかずち)親方(元小結羽黒岩)を委員から平年寄に2階級降格、立浪親方(元関脇羽黒山)をけん責処分。

・1998/5
立行司の式守伊之助は差し違いをし、口頭で進退伺いを出したが、厳重注意処分。

・1998/2
高砂一門の決定に反して理事選に出馬した高田川親方が、高砂一門から破門処分。

・1997/9
立行司の式守伊之助は夏、名古屋、秋場所と3場所連続して通算4度の差し違えをしたため3日間の謹慎処分。

・1997/2
新弟子指導などを担当していた山響親方(元小結前乃森)が1か月前から失踪し、解雇処分。

・1996/9
二子山親方(元大関貴ノ花)の年寄名跡売買疑惑で申告漏れが発覚。巡業部長解任。

・1995/2
二所ノ関親方(元関脇金剛)がマージャン賭博の現行犯で逮捕され、審判委員解任、6か月間減俸20%、謹慎処分。

・1993/1
大関貴ノ花がタレントとの婚約を解消し世間を騒がした。
師匠の藤島親方(元大関貴ノ花)を監督不行き届きとして厳重注意処分。

・1992/12
隆三杉ら6人を無気力相撲をしたと厳重注意。

・1992/5
敢闘賞の三杉里ら6力士を無気力相撲をしたと厳重注意。

・1992/3
武蔵丸を無気力相撲(敢闘精神に欠ける相撲)をしたとして場所中に厳重注意。

・1992/1
琴の若ら4人と師匠を無気力相撲をしたと厳重注意。

・1991/3
関脇琴錦が妊娠中の妻のことを隠して別の女性と結婚前提に付き合っていたことで、「協会員としての品格を著しく傷つける行為があった」としてけん責処分、師匠の佐渡ヶ嶽親方に20%の減俸3か月とけん責処分。

・1987/12
横綱双羽黒が立浪親方(元関脇羽黒山)から私生活のことを注意され立腹、親方夫人にケガをさせて失跡。協会は廃業届を出させ受理した。立浪親方は減俸と謹慎処分。9人の理事も減俸。

1987/10
横綱双羽黒の付け人が横綱から殴られそれまでうっ積していた不満が爆発、6人が巡業先から姿を消した。
立浪親方(元関脇羽黒山)の説得で部屋に戻り、相撲協会も部屋内の問題として処分せず。

・1986
小錦が巡業先で暴力団幹部と食事。師匠が減俸処分。

・1985/12
二所ノ関親方(元関脇金剛)が年寄株を担保に借金し、平年寄は降格処分。

・1982
千代の富士の結婚式に暴力団関係者が出席。師匠が降格処分。

・1972/3
大関前の山と大関琴桜の対戦を初の「無気力相撲」と認定し、両力士の師匠を厳重注意処分。

・1958/9
第18代式守伊之助が上げた軍配に物言いがつき、差し違いとされたことに対し土俵を叩きながら10分以上にわたり抗議し、謹慎処分。

・戦前
無気力相撲による出場停止処分が行われた。

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