横綱の品格に関する出来事

今までに「横綱としての品格に問題あり」と世間を騒がせた出来事を振り返ってみます。

土俵入り第68代 朝青龍
・2007/8
腰を疲労骨折し巡業休業を予定しているにもかかわらず、日本相撲協会に無断で故郷のモンゴルに帰国し、サッカーをしていた。

・2007/5
時津風部屋での出げいこの際、新三役に昇進した小結豊ノ島に荒げいこをして右の足首と膝にケガを負わせた。

・2007/3
粘る稀勢の里を送り投げで倒した後、右足で膝蹴りした。

・2006/11
稀勢の里を蹴手繰りで破り、横綱審議委員会から「品格の問題からもよろしくない。受けて立つ相撲を取ってほしい」と注文をつけられた。

・2006/5
夏場所途中休場していたが、支度部屋に出向き、母国モンゴルでの巡業実現を求める署名活動を行った。
「精神集中している本場所の支度部屋で極めて軽率な行為」と叱責され、厳重注意処分。

・2004/4
対戦後の懸賞金を受け取る際に利き腕である左手で手刀を切って受け取るときがあり、「神事はすべて右手の文化」と批判された。

・2004/1
年末の先代高砂親方(元小結富士錦)の葬儀に出席せずモンゴルに帰国、新年の稽古始めや綱打ちも欠席した。

・2003/9
千代大海戦の立ち合いで右に大きく飛んで変化し、勝利。優勝を決めた。
横綱は立ち合いで変化したりせず、相手をじっくり受け止めて勝負すべき、と批判された。

・2003/7
旭鷲山戦で相手のまげを掴んで横綱史上初の反則負け。
風呂場でも両者が口論となり、その後朝青龍は旭鷲山の車に体をぶつけサイドミラーを壊した。

・2003/5
旭鷲山戦での軍配を不服に思い、物言いを求めるように土俵を指差し審判席をにらみつけた。
下がりを土俵上で振り回し、旭鷲山に当たった。

・2002/11
貴乃花に敗れ支度部屋に戻った後、風呂場のドアを叩きながら「チクショー」と悔しがった。


第66代 若乃花
・1999/1
週刊誌で離婚説が掲載され、夫人との別居が明るみになった。(結局離婚せず)


第65代 貴乃花
・2002/7
右膝のケガで7場所連続休場したことについて横綱審議委員会から「秋場所に出場できないなら自ら潔く判断すべき」と最後通告を突きつけられた。(秋場所は出場)

・1998/9
二子山親方(元大関貴ノ花)や兄である横綱若乃花と不仲であると週刊誌やテレビのワイドショーで連日取り上げられた。
若乃花について「横綱としての基礎ができていない」と批判。
かかりつけの整体師による洗脳によるものか、と取り沙汰された。
(1999/8に若乃花との和解を表明)


第60代 双羽黒
・1987/12
師匠の立浪親方(元関脇羽黒山)から私生活のことを注意され立腹、親方夫人にケガをさせて失跡。
相撲協会は廃業届を出させ受理した。
この一件があってから横綱昇進条件の適用が厳しくなり、品格もさらに重視されるようになった。

・1987/10
付け人が横綱から殴られそれまでうっ積していた不満が爆発、6人が巡業先から姿を消した。
立浪親方(元関脇羽黒山)の説得で部屋に戻り、相撲協会も部屋内の問題として処分せず。


第58代 千代の富士
・1982
新弟子として同じ九重部屋に在籍していた大関北天佑の弟を稽古でしごきすぎ、重傷を負わせ廃業に追いやった。


第52代 北の富士
・1972/5
不眠症という理由で途中休場。(不眠症はウソだったと本人が後に認めた)
休場中にハワイにいることがマスコミによって伝えられ、協会から厳重注意。

・1971/11
暴力団組員のあいさつ回りについて行き、祝儀も受け取った。
協会から戒告処分。

・1965/5
ファンからのおみやげの中にあったピストル1丁と実弾5発を九重親方(元横綱千代の山)に預けていた。
警察から事情聴取を受けた。


第39代 前田山
・1949/10
腸カタルのため途中休場し東京に帰ったが、ちょうどそのとき再開され人気と注目を集めていた日米親善野球を観戦、アメリカチームの監督と握手している写真が報道された。
相撲協会は引退届を出させ、受理した。

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